第8回実技山行〜鹿沼岩山(岩場登降訓練)〜

〜トップロープ岩場登降と確保、自己ビレイなど〜

日 時:◆2007年11月 17日(土):参加者19名(講師含む)
    ◆2007年11月 20日(火):参加者14名( 〃 )
天 気:晴時々曇
コース:鹿沼岩山登山口集合(日吉神社)・・・岩山3番岩(岩トレ)・・・登山口

 当初予定していた11月11日(日)が雨で延期になり、11月 17日(土)、11月 20日(火) の2日に分けて、第8回実技山行〜鹿沼岩山(岩場登降)〜が行われた。  今回の実技講習の主なメニューは下記の2項目です。
(1)トップロープ岩場登降訓練
(2)トップロープでの登降者の確保法と自己ビレイ

   今回は、両日参加された方も多く、皆さんの学ぼうとする能動的・意欲的な姿勢を感じました。  

以下、ハイキング楽校生の感想文を読んでください。

 <第8回実技山行記録、感想文>
「鹿沼岩山〜岩場登降訓練(11月17日)〜に参加して」    宇都宮HC 菅野国博

 下期に入って最初の実技講習は、鹿沼の岩山です。下期には、昨年楽校を卒業した方も含め2名の経験者が、 入校し心強い仲間が増えました。当初の予定は11月11日でしたが、残念ながら雨天のため、 17日と20日に分けての開催となりました。その前段(13日)には、大貫講師及びグループリーダー の方が訓練場所の下見と訓練方法の打ち合わせを現地でやられたそうです。いつもながら、 万全の態勢で臨むリーダーの方々には頭が下がります。
 17日は総員19名で実施しました。8時に登山口の日吉神社前に集合、大貫CLから下記の通り、講習の目的、内容 や注意事項等の説明があった。

 岩講習の目的は、「怖い・不安な気持ちを抱きながらの行動を克服し、安全・ゆとりを持ってクリアする力 を習得する」ことです。このことを実行するためには、次の留意点を守ること。
@ 小さなスタンス(つま先、イン、アウト)、フラット、クラック。小さなホールド(オープン、クリング、 エッジ、ポケット等)押さえる・引く・掴むことを身体で覚えること。それにより自分にも余裕ができ、 他の人のフォローもできる。
A 登る時は、確実に3点支持を行い、上体を岩から離し、進行方向を広く見る。降りる際は、3点支持を守り、 腰を落として上体を岩から離し下を見る。
B ビレイ(登る人の確保)が確実に行えるようにする。現状の山行では、その様な技術を持つ人が少ない為苦労しているのが実態 であるから、その補助が出来る人が必要である。このことが結果として事故防止となるのでしっかり覚えること。
C 訓練に入る際の装備等のチエツクは、必ず班長が責任を持って行うこと。行動を起こす前の声掛けは絶対条件である。 「登ります」「降ります」と声を掛け「OK」の返事を聞いて行動を始めること。

*写真をクリックすると大きくなります。
 ストレッチ体操を手先、足先まで入念に行った後、3番岩に向かいました。3番岩では、班編成を 1班から4班に分けて、樂校継続者及び岩登りの経験者が班長となり、班毎に訓練をおこなった。
 最初に、小スタンス・小さいホールドを身体で覚えることにより、身体の安定性を保つことを重点課題 としました。実際に登ってみると、フラット(体重がどこまで支えられるか)、クラック(割れ目)の 加減が分からず、大きな足場と大きな手掛かりを探ってしまい、結果として身体が岩にへばり付きバランス の悪い体制となります。
 早速班長から、「大きな岩や足場に頼らず、小さな足場を意識して使うこと」 「イン・アウトは極力使わず、つま先に体重を乗せ確保すること」と注意が飛びました。
 午前中の反省点は、第一に足場と手の確保が難しいのは、遠くの位置に無理に移動することにより、 身体が岩から離れないこと。これは、より近くの小さなスタンスに確実に体重移動をすることにより、 次のステップがスムースに運ぶことを学びました。
 第二に班長から「テンションを掛けたので、 全体重をロープに懸けよ」との指示がありましが、ロープ1本に身を任せるのが怖くてたまりませんでした。 これは、自分がビレイヤー(確保担当)を信頼できないからでした。お互いに技量の向上と信頼関係が なければ、岩場では行動できないことを学びました。
 
大貫CLによる訓練の指示

登攀訓練(C峰)

トップロープのビレイ及び
自己ビレイ

 
ロープの結び方の説明

登攀訓練(B峰北面)

登攀訓練(C峰)
 

 昼食は、里山の紅葉を味わいながら、楽しく和気あいあいと取りました。午後は、場所を移動し少し 難度の高い岩場での訓練です。
 午前中にトップロープでの登降反復及び登降者の確保法を繰り返し行なったため、登攀者の「登ります」 ビレイヤーの「OK」の声が響き渡ります。訓練者も班長のきめ細かい指導により、 徐々に小さなスタンスが取れるようになり、体制に安定感が出てきました。さらに、ビレイヤーとの 信頼関係が増すことにより、共にスムースに登降とその確保ができるようになりました。 楽校継続者及び登攀経験者は、初心者のアシストをしながら、支点構築法トップロープ設置法を学びました。

 今回の講習で学んだことは、第一に、3点支持を確実に行い、小さなスタンスとホールドにより、 上体を岩から離すことにより、安定した体制が取れること。
 第二に、登攀者とビレイヤーが一定のレベルに達し、互いに信頼を持つことにより、 更に安全が確保されること。
 第三に、訓練を重ねることにより、岩場の怖さが徐々に取り除かれることでした。しかし、 岩場を安易に見ては絶対に いけません。気を抜いたり、手を抜いたりすれば、大きな事故を招くからです。そのためには、 年に数回このような訓練が必要であると感じました。
 「ハイキングに岩登りの研修は必要ない」という声があるようです。私も実は、今更本格的な 岩登りをやるわけではないから・・・・・と消極的でした。しかし、考えてみれば、殆どの山には 大小の岩場があるのです。また、岩場を全く経験したことがない人とメンバーを組むことがあります。 全てをリーダーに任せるわけには行きません。自分とグループの安全のため、そしてリーダーを少しでも 手助け出来るようになるためには、訓練が必要と感じました。
 適度の緊張感と登り終えた後の達成感が参加者の一人ひとりの顔に感じられました。次の講習には、 更に真剣に、そして自信を持って取り組むことを誓い合い第一回目の岩訓練を終了しました。
 

登攀訓練

(B峰南面)

登攀訓練
(A峰南面)


下からの登攀者を上でビレイする訓練

11/17(土)参加の皆さん


<◆2007年11月 20日(火)鹿沼岩山実技山行の様子>
トップロープのビレイ及び
自己ビレイ指導
登降ビレイ訓練@
 

登降ビレイ訓練B
 

登攀訓練C
(A峰南面)

登攀訓練D
(A峰南面)

懸垂降下訓練
(B峰南面)
 
トップロープのビレイ及び
自己ビレイ訓練 登攀ビレイ訓練E
(D峰南面)
懸垂降下訓練
(B峰東面) 登攀ビレイ訓練F
(D峰南面)
 
11/20(火)参加の皆さん
 
 

TOP   戻る

1